| 英語・英会話の情報ランド ★カタカナ英語(38)《執筆A.Y.》 ペーパー〜 日本語では「税金逃れなどを目的に設立された、登記だけしてあって実体のない会社」のことを「ペーパーカンパニー」といいますが、これは和製英語です。 英語ではbogus company(にせの会社),company on paper (only)(紙の上での会社),nominal company(名目上の会社)などといいます(paper companyでは「製紙会社」になってしまいます)。 また「ペーパーテスト」もそのままpaper testとしたのでは「紙質検査」という意味になってしまいます。 英語ではwritten test(筆記試験)といいます。 「運転免許証を持っているが、実際には運転することのない人」のことを「ペーパードライバー」と呼んでいますが、これに相当する英語はないので、I have a driver's license but do not drive.のように説明的に表現するしかありません。 ホーム 日本語では「家族のかかりつけの医者」のことを「ホームドクター」といいますが、英語ではfamily doctorといいます(home doctorとすると「自宅で開業している医者」ととられる可能性があります)。 「ホームドラマ」も和製英語で、英語ではfamily dramaとかsoap operaといいます。 soap operaというのは、しばしばせっけん会社がスポンサーだったことからその名がついている「テレビの主婦向け連続メロドラマ」のことで、「お涙ちょうだい、安っぽい」という軽蔑的な含みがあることが多いようです。 「ホームコメディー」も和製英語で、英語ではfamily sitcomといいます(sitcomはsituation comedyを略したものです)。 また日本語では「プラットホーム」を略して「ホーム」といいますが、英語では必ずplatformといい、formとは略せません。 ちなみに、platformは乗客の乗降のために軌道よりも高くした場所のことで、アメリカの駅には大都市の駅や地下鉄を除いてplatformはなく、地面に足台を置いて乗車します。 軌道と同じくらいの高さの場合にはtrackといいます。 ボディーチェック 日本語では空港などで「危険物の所持を調べるため、直接身体に手を触れて検査すること」を「ボディーチェック」と呼んでいますが、英語のbody checkはアイスホッケーで「相手の動きを体当たりで阻止すること」をいいます。 空港などで行う「ボディーチェック」は英語ではsecurity checkといいますが、これには身体検査だけでなく荷物などを調べることも含まれます。 「身体検査」の意味ではbody searchとかfriskといいます。 マイペース 英語のpaceはスピードを表わす語なので、「自分に合った速度で」という意味の「マイペース」なら、at one's own paceということができます。 「自分に合った(自分流の)方法で」というのなら、do something in one's wayといえばいいでしょう。 さらに「他人におかまいなしにわが道を行く」という意味の「マイペース」であれば、go one's own wayという表現が相当します。 <特訓!入門〜通訳まで、成果公約。親身の熱誠指導に一切の妥協なし> NCCは当サイトのスポンサーです <ページ番号検索> |