| 英語・英会話の情報ランド
★カタカナ英語(36)《執筆A.Y.》 ハプニング 日本語では「思いがけない出来事」や「突発的な事件」のことを「ハプニング」といっていますが、英語のhappeningは単に「出来事」「事件」を指し、日本語の「ハプニング」とは異なって意外性のニュアンスはありません。 したがって、日本語の「ハプニング」は英語ではunexpected thing/incidentなどとしなければなりません。 パンク 「パンク」は英語のpunctureを日本式に省略したものです。 英語のpunctureは「穴あきパンク」のことで、「破裂によるパンク」はblowoutといいます。 また、空気の抜けたタイヤはflat tireまたは単にflatと呼ばれます。 したがって、タイヤが「パンクする」というのはhave a puncture/blowout/flat (tire)と表すことができます。 またpuncture(小さな穴があく),blow out(破裂する),go flat(空気の抜けた状態になる)ともいいます。 ハンデ 日本語では「不利な条件」のことを「ハンデ」といいますが、これは「ハンディキャップ」を省略したものです。 英語では必ずhandicapといわなければなりません。 ビジネスライク 日本語の「ビジネスライク」には「情をはさまない、冷たい」とか「事務的な」という否定的なニュアンスを伴うことがありますが、英語のbusinesslikeは「てきぱきした、能率的な」という意味で、否定的なニュアンスはなく、ほめるときにのみ用います。 したがって日本語の「ビジネスライク」を英訳するときには、否定的な含みを出すためにことばを補わなければなりません。 例えば「彼はやることがいつもビジネスライクだ」というのはHe always does things in an overly businesslike manner.のようになります(単にin a businesslike mannerでは「てきぱきと」という意味です)。 ピックアップ 日本語では「ピックアップ」を「選び出す」の意味で用いていますが、英語のpick upは「物を拾い上げる」「人を車で迎えに行く」といった意味です。 日本語の「ピックアップ」にはpick outやchooseを用いるのが適切です。 ピッチ 日本語では「ピッチ」を「速度」の意味で用いて「ピッチを上げる」とか「急ピッチで」といいますが、英語のpitchにはこの意味はありません。 pitchは主に「音の高低」を指します。 日本語の「ピッチ」を英語で表すにはpaceやspeedを用いて、「ピッチを上げる」はpick up speed,「急ピッチで」はat a rapid paceのようにといいます。 <特訓!入門〜通訳まで、成果公約。親身の熱誠指導に一切妥の協なし> NCCは当サイトのスポンサーです <ページ番号検索> |