英語・英会話の情報ランド ★辞書の読み方(5)《執筆A.Y.》 discourse markerの情報を得る(1) 代表的な英英辞典の一つ、Collins COBUILD English Dictionaryでwellについて調べてみると、wellには6種類あって、そのうちの1番目のwellでは、全部で13個の用法が列挙されています。 以下に記します。 1.これから何か言おうとするところだということを示す。 2.話を続けたいということを知らせる。 3.先に取り上げた話題に戻るか、新しい話題に進むかして、話題の転換を表わす。 4.会話終了の合図として使われる。 5.助言・批判・訂正の類を直言せずに、ぼかして控えめに言う。 6.ポーズの直前か直後に次に何を言おうかと考える時間を稼ぐか、言ったばかりのことを別の表現で言い換えるために用いられる。 7.いま言ったばかりのことを修正したり、訂正したりする。 8.人が言ったことについて疑義を覚えるときに言う。 9.その場の誰かがしたこと(または言ったこと)に驚きや怒りの感情を表わす。 10.人が何か言ったり、説明したりするのを待っているということを示す。 11.見聞きしたことが滑稽に思えて、そのことに批評を加えるために使われる。しばしばwell, well, (well)のように繰り返しながら言う。 12.oh wellの形をとって、与えられた状況が好ましいものでなくとも仕方なくその状況を受け入れる。 13.very wellの形をとって、必ずしも満足していなくとも何かをすることに賛成をしたり、人の答えを容認したりする。 英語の語句の中には上のwellと同じように、話を構造化するために使われるもの(専門的にはdiscourse markerと呼ばれる)があり、これには、間投詞(oh, so, wellなど)、接続詞(and, but, or, becauseなど)、副詞(now, thenなど)に加えて、いくつかの定型表現(you know, I meanなど)が含まれます。 このdiscourse markerについても、現在の学習英和辞典は有用な情報を与えてくれます。 <特訓!入門〜通訳まで、成果公約。親身の熱誠指導に一切の妥協なし> NCCは当サイトのスポンサーです <ページ番号検索> |