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英語・英会話の情報ランド ★カタカナ英語(37)《執筆A.Y.》 ヒューマニズム 英語のhumanismは本来「人間(中心)主義」や「人文主義」(中世の教会中心主義に対するルネサンス期の思想で、古代ギリシャ・ローマを理想に人間性を強調した)を表わす語です。 日本語の「ヒューマニズム」のいう「人道主義」「博愛」という意味ではhumanitarianismが近いです。 同じように、「ヒューマニスト」もhumanist(人文主義者)よりもhumanitarian(人道主義者)の方が適切です。 ピンチ 英語のpinchにも「危機、窮地」という意味があり、日本語の「ピンチ」と一致しますが、日本語ほどは使われません。 くだけた日常語としてよく用いられる語はfixやjamで、例えば「うちのチームは今ピンチだ」というのはOur team is in a jam.,「彼はピンチに強い」はHe is strong in a fix.のようにいいます。 ピント 日本語では「カメラのレンズの焦点」のことを「フォーカス」といいますが、これはオランダ語からきたもので、英語ではfocusといいます。 「ピントが合っている」はin focus,「ピントが合っていない」はout of focusです。 また、日本語では「ピント」を「要点、的」の意味で使って「ピントが外れている」といった言い方をしますが、英語ではpointを用いてbeside/off the point, not to the pointなどといいます。 フリー〜 「フリーダイヤル」は和製英語で、英語ではa roll-free (phone) number(アメリカ),a freephone/freefone number(イギリス)といいます。 また「フリーのジャーナリスト/カメラマン」もfree journalist/photographerとしたのでは日本語の意味を表わしません。 これは「自由契約の」という意味のfreelanceを用いてa freelance journalist/photographerとしなければなりません。 「フリーパス」も「無料入場(乗車)券」の意味ではfree
pass(またはfree ticket)を使えますが、「この券を見せれば展覧会はフリーパスできます」というのはIf you show this ticket,
you will be admitted to the exhibition free of charge.,「外交官は税関がフリーパスだ」というのはDiplomats
can go through customs unchecked.のように、別の表現をしなければなりません。 <特訓!入門〜通訳まで、成果公約。親身の熱誠指導に一切の妥協なし> NCCは当サイトのスポンサーです <ページ番号検索> |