英語・英会話の情報ランド ★カタカナ英語(32)《執筆A.Y.》 オーダーメード 日本語では「注文による製品」を「オーダーメード」といいますが、英語ではcustom-madeまたはmade-to-orderといい、custom-made suit, made-to-order curtainのようにいずれも形容詞として使います。 反対に既製品のことを「レディーメード」といいますが、これは英語でもready-madeといいます。 カンパ 日本語では「政治的・社会的活動のため、大衆に呼びかけて行う募金活動」のことを「カンパ」といいますが、これは英語のcampaignに相当するロシア語からきています。 英語では単にcampaignだけでは何の運動かわからないので、fund-raising(資金集めのための)をつけてfund-raising campaignといわなければなりません。 「カンパを集める(募る)」は「資金を調達する」ことなのでraise funds,「カンパする」は「寄付する」ことなのでcontributeやdonateを用います。 ギブアンドテーク 日本語の「ギブアンドテーク」は「相手に利益を与え、自分も相手から利益を得ること」「物などを「あげたらもらう」という相互交換」をいい、持ちつ持たれつといったニュアンスが強いのですが、英語のgive-and-takeにはそのニュアンスはありません。 英語のgive-and-takeは「双方が歩み寄って相手の希望や意見を取り入れること」、つまり「双方の譲り合い、妥協」をいいます。 したがって、日本語の「ギブアンドテーク」を表わすにはinterdependence, mutual dependence(相互依存)などを用いなければなりません。 口コミ 日本語では「うわさや評判などを口伝えに広めること」を、マスコミをもじって「口コミ」といいますが、そのまま直訳してmouth communicationとしても英語では通じません。 「口伝え」ということなので、by/through word of mouthとかfrom mouth to mouthのような表現を用います。 ちなみに、「口コミ宣伝」はword-of-mouth/mouth-to-mouth advertisingといいます。 サボタージュ 日本語ではストライキの代わりに労働者が行う「怠業戦術」のことを「サボタージュ」と呼んでいますが、これはフランス語のsabotageからきています。 英語ではslowdown(アメリカ),go-slow(イギリス)といいます。 <特訓!入門〜通訳まで、成果公約。親身の熱誠指導に一切の妥協なし> NCCは当サイトのスポンサーです <ページ番号検索> |