英語・英会話の情報ランド
★よくある誤り・中級者編・時制(2)《執筆A.Y.》 ★ ★ ★ *
I can't understand why he's so selfish. He isn't usually like that. be動詞は典型的な「状態動詞」であり、通常は進行形をとることはありませんが、「一時的な状態」を表わす場合には進行形をとることができます。 その場合には原則として、その主語が生物であり、また補語になる語が、意志を働かせればその状態になるような性質のものでなければなりません。 be beingとはbe behaving / acting、つまり「(意識的に / 無理に)〜のようにふるまっている」と考えることができます。 上の例では、2番目の文(普段はそうではない)によって、彼が一時的に利己的な態度を取っていることがわかるので、be beingの形を用います。 「恒常的な性格」を表わしている、次の文と比較してください。 He never thinks about other people. He is very selfish. ★ ★ ★ * I've lost my key again. I always lose things. 通例、現在における習慣的・反復的動作は現在形で表わしますが、その習慣や繰り返される動作が話し手にとって不快なものであったり、好ましくないようなものであったりするときには、現在進行形をalwaysやconstantlyなどの副詞と共に用いて、話し手の非難やいらだちなどの気持ちを表わします。 You are always watching television. You should do something more active. ★ ★ ★ * I'm promising I won't be late. 一般的に「動作動詞」の現在形は習慣的行為を表わし、今現在の行為は表わさないとされます。 しかし、発言することによって行為が成立する、いわゆる「遂行動詞」が一人称主語と共に現在形で用いられると、「現在の動作」を表わします。 「遂行動詞」とは、約束や宣言などの行為を表わす動詞で、具体的には、admit, accept, advise, agree, apologize, declare, insist, name, recommend, refuse, suggestなどです。 この用法は儀式的な場面に現れるのがふつうですが、日常的な文脈でも見られます。 I hereby declare the opening of the Olympic Games. I accept your invitation with great pleasure. "Do you know of a good way to lose weight?" "I suggest the apple diet." 現在形のこの用法は、動詞の示す行為が発話の瞬間に完了することが示唆されるので、これを「瞬間用法」と呼んでいる文法学者もいます。 (終) <特訓!入門〜通訳まで、成果公約。親身の熱誠指導に一切の妥協なし> NCCは当サイトのスポンサーです <ページ番号検索> |