英語・英会話の情報ランド
★英語の比喩表現(14)《執筆A.Y.》 ここからは、感情を表わす比喩表現を見ていきます。 「喜び」の表現から始めましょう。 非常にうれしいときに日本語で「天にも昇る気持ち」と表現しますが、英語でも喜びを表わす表現は、上へ上へと舞い上がっていく感じのものや、高いところに浮き上がっているイメージのものがとても多いです。 walk/tread/float on air 「空気の上を歩く/漂う」 比喩的に「有頂天になる、大喜びする」という意味です。 She got her promotion and she is walking on air. on cloud nine 「9層目の雲の上で」 アメリカの気象庁が1つの雲を9つの階層に分類した、その最上層の雲の上にいるということから、「この上なく幸せな気分、天にも昇る心地」という意味で使われます。 He was on cloud nine after the birth of his son. 同じように「有頂天、幸福の絶頂」を表わす表現にin (the) seventh heavenがあります。 古代ユダヤ教では、7つの惑星に対応する7つの天があると信じられていて、第七天は神と天使がいる最高天と考えられていました。 He's in seventh heaven when he's watching football. それから、カーペンターズの「Top of the World」でもおなじみのon top of the world(世界のてっぺんに)という表現もあります。 カーペンターズの曲ではYour love's put me at the top of the world.となっています。 feel like a million dollars 「百万ドルのように感じる」 比喩的に「最高の気分だ、元気いっぱいだ」という意味です。 喜びを表わすのにお金の比喩を用いるのは、いかにもアメリカ的と言えるかもしれません。 次に「恐怖」の表現を取り上げます。 日本語であまりの恐ろしさに「身の毛がよだつ」と言うように、英語でも「身の毛」や「皮膚」で恐怖を表わすことが多いです。 make somebody's flesh creep(=make somebody creep all over) 「人の肌をむずむずさせる」 (ここでのcreepは「(肌が)むずむずする、ぞっとする」という意味) 人が強い嫌悪感や恐怖を覚えたときに使います。 His glassy stare made my flesh creep. get goose flesh/pimples/bumps goose flesh/pimples/bumpsはいわゆる「鳥肌」を表わし、get flesh/pimples/bumpsで「寒さや恐怖で鳥肌が立つ」という意味です。 The movie gave me goose flesh. make somebody's hair stand on end(=make somebody's hair curl) 文字通り「人の身の毛をよだたせる」。 比喩的にto make somebody very frightenedという意味です。 The sight of the dead man made his hair stand on end. <特訓!入門〜通訳まで、成果公約。親身の熱誠指導に一切の妥協なし> NCCは当サイトのスポンサーです <ページ番号検索> |