英語・英会話の情報ランド ★英語で何という?(22)《執筆A.Y.》 「趣味は何ですか」 これをWhat's your hobby?と訳す人が多いのですが、この英語表現と日本語にはズレがあります。 日本語では、読書や映画・音楽鑑賞、散歩など、単なる気晴らし程度のものでも「趣味」と呼びますが、英語のhobbyは、自分で積極的に作業すること、かなり長期間にわたって時間をかけ、また費用もかけて楽しみながら打ち込んできたこと(その結果習得したこと)や専門的な知識を要するようなことを指します。 ですから、お茶、お花、園芸、陶芸、ものの体系的収集、写真、絵画、彫刻、舞踊、模型製作、天体観察などが典型的な例です。 したがって次のような聞き方が好ましいのです。 What
do you do in your free time? How do you spend your free time? What
are you interested in? What
are your interests/pastimes? 「大学入試合格おめでとう」 おそらく多くの人がCongratulations on your success in the college entrance examination! Congratulations on passing the college entrance examination!のように訳すのではないでしょうか。 しかし、日本とは入試制度の異なるアメリカでは、このような言い方はしません。 アメリカの場合、たいていの州では、SAT(大学進学学力テスト)を受けて、その結果と高校からの必要書類(内申書など)とを添えて、いくつかの大学に応募し、その結果、受け入れられたら「合格」ということになります。 したがって、例えば、「スタンフォード大学合格おめでとう!」というような場合は次のように表現します。 Congratulations on your acceptance by Stanford University! 「お待ちしております/お待ちしておりました」 得意先である外国人に「1時に下のロビーでお待ちしております」のつもりでI'll wait for you at 1 o'clock down in the lobby.と言うと、これは「待ってますよ」という感じで、少々なれなれしく響きます。 得意客に対してていねいに言うのであれば、次のように未来進行形にします。 I'll be waiting for you at 1 o'clock down in the lobby. こうすれば「そちらでお待ちしておりますので」という感じになり、やわらかく響きます。 あるいは、waitの代わりにseeを使ってI'll see you at 1 o'clock down in the lobby.としても、なれなれしい響きはなくなります。 得意客が遅刻して到着したような場合にI've been waiting for you.と言うと、「遅かったですね。待っていたのですよ」といっているかのような、非難の響きが出て失礼になることがあります。 「おいでをお待ちしておりました」という気持ちを伝えるには、次のように言うのが好ましいです。 I've been expecting you. I've been looking forward to meeting you. こうすれば、期待して待っていたように響きます。 <特訓!入門〜通訳まで、成果公約。親身の熱誠指導に一切の妥協なし> NCCは当サイトのスポンサーです <ページ番号検索> |