真剣に学習する人のみ募集 スパルタ英語・英会話のNCC綜合英語学院

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英語の比喩表現(12)《執筆A.Y.》

「風」「雨」「嵐」などの天候に関する表現を取り上げます。

get wind of

「風をとらえる」

猟犬は、しばしばウサギやキツネの居場所を、風に乗ってくるにおいで察知することがあることから、「秘密などをかぎつける、聞きつける」という意味で使われます。

日本語の「風の便りに聞く」に近い比喩表現です。

The police got wind of the gang's plan to attack the giant company.

take the wind out of someone's sail

「誰かの船の帆から風を奪う」

風は、帆船を動かしたり、風車を回したりする原動力であることから、比喩的に「人の自信を砕く、人を出し抜く、人の鼻をあかす」という意味です。

John was boasting of his excellent ability in calculation. But his sister took the wind out of his sail by finding out his errors.

sail close to the wind

「できる限り風上へ向かって航行する」

船やボートを、危険なほど風上に向けて進めるというイメージから、「法律や道徳違反すれすれのきわどいことをする」という意味で使われます。

You're sailing a bit close to the wind with that remark.

be rained out/off

日本語では「野球の試合が雨で流れる」という言い方をしますが、それに相当するのがこの表現で「行事などが雨で中止(延期)になる」という意味です。

We were supposed to go to a double header but it was rained out.

試合などが雨で中止になったとき観客に渡す「雨天順延券(振替券)」のことをa rain checkと言います。

さらにこの表現は、安売り商品などが売切れてしまった場合、後日優先的に物品を提供することを保証する予約券を指したり、「またの機会に招待などをするという申し出(約束)」という意味で、次のような場面で使われたりします。

Thank you for inviting me for dinner tonight, but I already have an appointment. However, I'll take a rain check on it/Can I take a rain check?
(今晩夕食にご招待いただいてありがとう。でも先約があるんです。次の機会にぜひ招いてください/またこの次にしていただけますか)

a storm in a teacup

「ティーカップの中の嵐」

比喩的に「つまらないことについての大騒ぎ」という意味で使われます。

The two families won't speak to each other but it was all a storm in a teacup over two children fighting.

take 〜 by storm

「嵐で奪う」

嵐の力は恐るべきものがあることから、「軍隊がある場所を強襲して占領する」、さらに「ある場所の人々の心をたちまち奪う、とりこにする」という意味で使われます。

The new show took London by storm.


「英語の比喩表現(13)」へ続く


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<特訓!入門〜通訳まで、成果公約。親身の熱誠指導に一切の妥協なし>

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