英語・英会話の情報ランド ★英語で何という?(18)《執筆A.Y.》 「(入退室の際に)失礼いたします」 会社などで入室するときに、たいていの日本人は「失礼いたします」と声をかけますが、これを直訳してExcuse me.というのは英語的ではありません。 Good morning/afternoon, Mr. Jones.とか、上司でも親しい間柄ならHi/Hello, John!のように言うのが普通です。 退出するときには、親しい相手ならSee you (later). Bye (for now). Thank you (very much) for the/your time.(時間をくれてありがとう)のように言えばいいでしょう。 相手に時間を割かせて悪かったという気持ちからI'm sorry I've taken so much of your time.と言う人もいるかもしれませんが、英米人はこの気持ちが特別に強い場合以外は前述のような言い方で感謝の気持ちを表わします。 「お先に(失礼いたします)」 日本人は退社するとるときに、同僚が残っている場合には、このように言って退社しますが、これに相当する英語はありません。 退社時に、残っている同僚に向かって、何か特別なことを言う習慣がないからです。英米人はSee you soon/later. Good-bye!/Bye-bye! Good night! などのようなことばをかけ合って別れるのが普通です。 「お疲れさま(でした)」 日本では、退社時や閉店時に社員や店員がこの日本語を相互に掛け合います。 これを直訳すればYou must be very tired.となりますが、これは文字通り「お疲れになっているに違いありません」の意味であって、日本人同士が、お互いにねぎらいの気持ちを表わすためにかける「お疲れさま(でした)」ということばとはずれがあります。 英語では相手の労をねぎらう場合にはThank you very much (for your trouble). Thanks for helping me. I'm grateful for your help.などのように感謝のことばで表現します。 Thank you very much for your trouble.(あなたのご面倒に対し、感謝します)は、日本語の「ご苦労さまでした」に相当するものとしても使用可能です。 つまり、日本人が退社時・閉店時などに言う「お疲れさま(でした)」に相当するぴったりの英語は存在しません。 英語では、こういう場合はBye-bye. See you tomorrow/next week. Have a nice weekend.のような言い方をします。 <特訓!入門〜通訳まで、成果公約。親身の熱誠指導に一切の妥協なし> NCCは当サイトのスポンサーです <ページ番号検索> |