英語・英会話の情報ランド ★英単語あれこれ(29)《執筆A.Y.》 argue このargueは「議論する」という訳語が当てられることが多い語ですが、国語辞典を引くと「議論する」とは「互いの意見を述べて論じ合うこと」とあります。 ところで英語では、議論で感情的になっている相手に向かって、I don' want to argue, but I just want to discuss it.のように言うことがあります。 この場合のargueは「議論する」というよりはむしろ「口論する」「言い争う」という日本語が相当するといえます。 相手との対立(disagreement)が前面に出て、強い感情を伴っているからです。 The children were arguing over which TV program to watch. He continued to argue with the referee throughout the game. このときのargueの類義語としてはfight, quarrel, have a rowなどがあります。 特にささいなつまらないこと(unimportant things)についての口論であれば squabble, bicker, quibbleなどが類義語になります。 もちろんargueは感情的な場合にだけ用いられるわけではありませんが、そのときは「(相手を説得するために)根拠を示して自分の意見を述べる」ことを表わします。 ここで重要なのはgiving reasonsということです(名詞のargumentには「論拠」という意味があることを思い出してください)。 したがって、この場合も(「議論する」よりも)「論じる」「主張する」という日本語がふさわしいといえるでしょう。 The minister argued that cuts in military spending were needed imply この語は一般的な語であるmeanに対して、ある事柄が明白に表現されない場合に用いられます。 つまり、X imply Yというのは、X mean Yよりも「間接的」あるいは「暗示的」に「XがYを意味する」ことを表わすのです。 日本語では「暗に示す」「意味を含む(含蓄する)」「それとなく言う」「ほのめかす」などが相当します。 Silence may imply consent. Her smile implied that she had forgiven me. 分析的に言えば、あからさまに表れていなくても、Xの内にYが含まれていて、XからYが読み取れるときに、X imply Yを用いるのです。 したがって、X imply Yの裏には、infer Y from X(XからYを推論する)という思考の働きがあるといえます。 From his speech I inferred that the man was drunk. <特訓!入門〜通訳まで、成果公約。親身の熱誠指導に一切の妥協なし> NCCは当サイトのスポンサーです <ページ番号検索> |