英語・英会話の情報ランド ★英単語あれこれ(24)《執筆A.Y.》 petticoat これは「ペティコート」、つまり「女性がドレスやスカートの下に着用するスカート状の下着」のことですが、次のような英文を目にしたことがあります。 I
have known him ever since he was in petticoats. これは意外と思って辞書を引いてみると、複数形で「小児服」を指すこともあることがわかりました。 そもそもpetticoatは「小さな」を意味する中期英語petyと「コート」を意味する中期英語coteとから成る、中期英語petycoteに由来するもので、文字通り「小さなコート」を意味していたそうです。 そして、もともとこの衣類は男性が鎧とか腰のくびれた胴衣(doublet)の下に着込んだものだったらしいのです。 このpetticoatはその後、skirtの意味でも用いられるようになりました。 またpetticoatは「女性」という意味で用いられることもあります。 wear petticoatsとかbe in petticoatsといえば「女(幼児)である」こと、「女らしくふるまう」ことを表わし、petticoat governmentとは「婦人政治」とか「女(かかあ)天下、女性優位」のことをいいます。 ちなみにpetticoat affairとは「つや話」のことです。 extra- これはbeyondとかoutsideという意味のラテン語からきた接頭辞ですが、この接頭辞を含む語をいくつか紹介します。 extra-sensory perceptionとは「超感覚的知覚」のことで、telepathy(精神感応)とか、clairvoyance(透視)など、通常の感覚経路を超えて行われる認識知覚を指します。 SFなどでは略語のESPでおなじみです。 extra-terrestrialは「地球(大気圏)外の」という意味の形容詞ですが、「地球(大気圏)外生物」、いわゆる「宇宙人」「異星人」を指す名詞としても用いられます。 これの略語ETは大評判になった映画のタイトルで有名になりました。 extracurricularは「通常のcurriculum外の」という意味で、extracurricular activitiesといえば「課外活動」のことですが、これは俗語では「不法(不道徳)行為」とか「情事、浮気」といった意味で用いられることもあります。 extramaritalは「婚姻外の」ということで、extramarital relationship/affairといえば「配偶者以外の者との(性的)関係」、いわゆる「浮気」「不倫」のことです。 extramuralのmuralは「壁」を意味するラテン語から来た語(mural paintingは「壁画」)で、extramuralはoutside the walls of a city, school, university, etc.という意味です。 extramural activitiesは「学外活動」、extramural athleticsは「学外対抗競技」を指します。 extra-base hitは野球用語で二・三・本塁打といった「長打」のことをいいます(それに対して「単打」はa one-base hitまたはa single (hit)です)。 <特訓!入門〜通訳まで、成果公約。親身の熱誠指導に一切の妥協なし> NCCは当サイトのスポンサーです <ページ番号検索> |