真剣に学習する人のみ募集 スパルタ英語・英会話のNCC綜合英語学院

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英語の比喩表現(62)執筆A.Y.》

pour oil on troubled waters

文字通りには、波を鎮めるために「波立つ水面に油を投ずる」という、かつての慣習を指しますが、そこから比喩的に「争い(騒ぎ)を静める」ことを表わします。

My husband's always arguing with my father, and I'm the one who has to pour oil on troubled waters.

pull one's socks up

「靴下を引っぱり上げる」とは、半ズボンの小学生がよくやるように、足首のあたりまでずり落ちてしまったソックスを引っぱり上げて身なりを整えるイメージから、to make an effort to improve your work or behaviorという意味です。

Pull your socks up!(がんばれ、しっかりやれ)と命令文でもよく使われます。

He's going to have to pull his socks up if he wants to stay in the team.

pull the wool over somebody's eyes

「毛糸が人の目にかかるように引っぱる」とは、「人をだます」ことです。

かつては、毛糸などのかつらが一般的に着用されていましたが、そのかつらの毛を当人の目にかかるように引っぱり下ろして、前を見えなくさせるというイメージからきています。

Don't let insurance companies pull the wool over your eyes - ask for a list of all the hidden charges.

put two an two together

「2と2を足す」とは、「既知の事実を考え合わせて推論する」こと、そして「正しい結論に達する」ことをいいます。

ここから発展した同じ意味の表現にput two and two together and make four(2と2を足して4という答えを出す)というのがあります。

"How did you know they were having an affair?" "I'd seen them out together a couple of times so I just put two and two together."

さらには、put two and two together and make five(2と2を足して5という答えを出す)というのがありますが、これは「事実から推論して間違った結論に達する」ことです。

She thought I was pregnant. I was sick once or twice and she just put two and two together and made five.

like a red rag to a bull

「雄牛にとっての赤い布」とは、「人を激怒させるもの(原因)」のことです。

闘牛で雄牛は赤い布切れを目の前で振られると激昂すると一般に信じられていることからきています。

しかし実際は、牛は色盲であり、牛を激怒させるのは闘牛士のケープの色ではなく動きだそうです。

アメリカ英語ではred ragの代わりにred flagを用いてlike waving a red flag in front of a bullといいます。

Just mentioning his ex-wife's name was like a red rag to a bull.

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<特訓!入門〜通訳まで、成果公約。親身の熱誠指導に一切の妥協なし>

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