真剣に学習する人のみ募集 スパルタ英語・英会話のNCC綜合英語学院

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英語の比喩表現(89)執筆A.Y.》

save face

この表現は、中国語の「面子」という言葉が英語に入って生まれたもので、「メンツ(面目、体面)を保つ」ことです。

反対に「面目を失う」「顔がつぶれる」ことはlose faceといいます。

もちろん、この中国語の表現が入ってくる前にも同意の英語表現はありましたが、この借用語が最もよく使われるようになったそうです。

The ministers involved are more interested in saving face than telling the truth.

stick one's neck out

これは、ニワトリが食肉処理場で頭を落とされる前に、ぐいと首を突き出すイメージから、「あえて危険を冒す」「わざわざ危ない目にあう」「身を挺する」ことです。

特に、余計なことをしたり言ったりして困った状況を招く場合についていいます。

I'm going to stick my neck out with some predictions for the next two years.

sweep somebody off their feet

文字通りの意味は「波などが人の足をさらう」ことですが、そこから比喩的に「迫力のある言動や個性で人を圧倒する」「夢中にさせる」こと、「強烈な印象で感激させる」ことをいいます。

The first time she met him, she was completely swept off her feet.

make somebody a scapegoat

これは、旧約聖書のレビ記のscapegoat(贖罪のヤギ)から派生した表現です。

このヤギは、古代ユダヤの宗教的儀式である「贖罪の日」に、くじで選ばれて人々の罪を背負わされ、その罪を運び去るために荒野に放たれました。

ここから、scapegoatは「他人の罪を背負う者」「身代わり」を指すようになりました。

したがって、make somebody a scapegoatとは「人に罪をかぶせる」「人を身代わりにする」ことです。

「…の身代わりにされる」というのはbe made a scapegoat forという形で表します。

The captain was made a scapegoat for the team's failure.

cock-and-bull story

「雄鶏と雄牛の話」とは「ばかばかしい作り話」「でたらめな話」「嘘八百」「まゆつばもの」のことです。

この表現の由来には2つの説があります。

一つは、雄鶏と雄牛が人間の言葉でほら話をしたという寓話からきたという説です。

もう一つは、かつてイギリスの田舎では文字を読めない人が多かったため、ある酒場の主人が雄鶏や雄牛などのよく知られた動物の絵を店の前に掲げましたが、その酒場の話が人づてに伝わるうちにだんだん信じられないような話になっていったことからきているという説です。

She gave me some cock-and-bull story about having to be at her cousin's engagement party.

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<特訓!入門〜通訳まで、成果公約。親身の熱誠指導に一切の妥協なし>

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