英語・英会話の情報ランド ★英語の比喩表現(86)《執筆A.Y.》 a whale of time これは、「クジラのような→途方もなく大きな→すばらしい」という発想から、「非常に楽しい時間」を表すようになったものです。 時間についてだけでなく、a whale of a story(すごい話),a whale of a difference(ものすごい違い),a whale of a success(大成功)のように、何かが非常に大きいときやすばらしいときによく用いられます。 "Did Steve enjoy himself at the party?" "He had a whale of a time." get a grip on oneself これは、レスリングで相手に技をかけるためには相手をしっかりとつかまえること(grip)が必要だという発想から生まれた表現です。 自分自身をしっかり把握して冷静にならなければならないようなときに、「自分の感情を抑える」「自制する」「気持ちを落ち着ける」ことをいいます。 また、このgripを使った表現として、レスリングで「相手とがっちり組み合う」というところから、come to grips with(問題や困難などに本気になって取り組む)というのがあります。 Stop being hysterical and get a grip on yourself. get a kick out of something これは、サッカーやアメリカンフットボールに由来する表現です。 蹴られたボールは高く(high)舞い上がりますが、このhighには「(麻薬・酒などで)気分が高揚した」状態も表すことから、kickには「スリル」「快感」「興奮」といった意味があります。 したがって、get a kick out of somethingは「非常な快感(喜び)を覚える」ことをいいます。 また、get a kick out of doing(…するのが楽しい、好きだ)という形でもよく用いられます。 Anyone who gets a kick out of horror movies will love this show. I get a real kick out of shopping for new shoes. in the nick of time かつて、人々は板切れに刻み目(nick)をつけて時刻やゲームのスコアなどを記録していたので、サッカーの試合で終了間際に入ったゴールのことをthe nick in timeと呼んだことから、この表現が生まれました。 現在は、「すんでのところで」「きわどいところで」「かろうじて(間に合って)」といった意味を表し、危機一髪で苦境から逃れるときなどによく用いられます。 Luckily, help arrived in the nick of time. The ball is in somebody's court. これは、テニスの試合で相手が打ったボールがこちら側に入ってきたので、今度はこちらが打ち返す番だ、という発想から生まれた表現です。 比喩的に「今度は(人)が行動を起こす番である」ということを表します。 I've
told her she can have her job back if she apologizes. The ball's in her court
now. <特訓!入門〜通訳まで、成果公約。親身の熱誠指導に一切の妥協なし> NCCは当サイトのスポンサーです <ページ番号検索> |