英語・英会話の情報ランド ★英語で何という?(25)《執筆A.Y.》 「叱る」 例えば「店長はレジ係がいいかげんな仕事をするので厳しく叱った」というのをThe manager scolded the cashier for doing sloppy work.とするのは不自然です。 scoldは、親が子供に、あるいは教師が生徒に対して叱ることを表わします。 大人には用いません。 His mother scolded him for breaking her favorite vase. また、scoldはイギリス英語では古風な言い方になりつつあり、今日ではtell offの方がふつうです。 会社などの公の場で、上司が部下を「叱責する」場合にはreprimandを使います。 The manager told the cashier off/reprimanded the cashier for doing sloppy work. 「手術を受ける」 「手術」はoperation、「手術する」はoperateであることはよく知られていますが、この動詞operateを他動詞として使って*operate himのように言うことはできません。 operateは「手術する」という意味では自動詞としてoperate on himのように使うのがふつうです。 したがって「私は盲腸炎の手術を受けた」は、名詞operationを使うなら I had an operation for appendicitis. 動詞operateを使えば I was operated on for appendicitis. のようになります。 受動態にした場合に前置詞のonをつけ忘れないようにしましょう。 「知ることができる」 例えば「彼がアイルランド人であることはなまりから知ることができる」というのを*You can know he's Irish form his accent.とするのは誤りです。 knowはcan/couldとともにはふつう用いません。 それに対して「わかる」の意味のtellはcan/couldとともによく使います。 You can tell he's Irish from his accent. 「神経質である」 例えばShe is nervous.という英語の訳として「彼女は神経質だ」という日本語を当てるのは誤りです。 この日本文は、現在の状態を言っているのではなく、彼女の性格について述べています。 それに対して、be nervousというのは、あるときの一時的な状態を表わすのです。 人の性格が神経質であることを表わすには、personという名詞の前でnervousを使えばいいのです。 She is a nervous person. 「スポーツをする」 スポーツを「する」ことを、doを使ってdo sportsとするのはインファーマルな言い方で、この用法を好まないネイティブスピーカーも多いのですが、日常的にはよく用いられます。 また、playを使うネイティブスピーカーもいますが、これは主にイギリス用法で、アメリカ英語ではbaseball, footballなど具体的なスポーツ名とともに用いることが多いようです。 アメリカ用法では、playは原則として「球技」をするときに使うので、play sportsという言い方はあまり一般的ではありません。 スポーツは「球技」だけとは限らないからです。 practice/enjoy/take part in/participate in sports <特訓!入門〜通訳まで、成果公約。親身の熱誠指導に一切の妥協なし> NCCは当サイトのスポンサーです <ページ番号検索> |