英語・英会話の情報ランド ★英語の比喩表現(35)《執筆A.Y.》 ここからは「色」に関する表現を取り上げます。 paint the town red 「街を赤く塗る」 比喩的に「特に、バーやクラブなどを飲み歩いて、陽気に浮かれ騒ぐ」ことを表わします。 起源は不明ですが、昔はドンチャン騒ぎをして、街に火を放ったり、流血の殴り合いをしたりで、redのイメージから、この表現が生まれたのでしょう。 He finished his exams today so he's gone out to paint the town red. see red 「赤い色を見る」 闘牛で、牡牛が赤い布やマントを見ると、興奮したちまち凶暴になることから、「激怒する」という意味です。 ちなみに、人間の場合にも、視神経が最も敏感に反応するのは赤色だそうです。 People who don't finish a job really make me see red. the red carpet 「赤いじゅうたん」 これは王族などの要人の公式訪問の際に敷く、細長い赤いじゅうたんのことです。 ここから比喩的に「丁重な歓迎、盛大なもてなし」という意味でも使われます。 こうした慣例に対する批判的な意味合いをこめて用いることも多いそうです。 The red carpet was rolled out for the President's visit. She was given the red-carpet treatment in Japan where her books are extremely popular. red tape 「赤いテープ」 かつてイングランドで、官僚や弁護士が書類を赤いテープで束ねていたことから、「官僚的形式主義」や「めんどうな手続き」、さらにそれによって生じる「事務処理の遅れ」を表わします。 常に軽蔑的な意味合いで用いられます。 The new rules should help cut the red tape for farmers. once in a blue moon 「青い月のときに一度」 月が青く見えることはめったにないことから、very rarelyという意味です。 ちなみに、1883年12月10日に一度だけ月が青くなったことがあるそうです。 同年、ジャワ島で火山が爆発し、成層圏まで達した火山灰のために、しばらくの間は月が実際に青く見えたのです。 My sister lives in Alaska, so I only see her once in a blue moon. <特訓!入門〜通訳まで、成果公約。親身の熱誠指導に一切の妥協なし> NCCは当サイトのスポンサーです <ページ番号検索> |