英語・英会話の情報ランド ★TOEIC攻略法・スコア351〜600レベル(基礎)《執筆A.Y.》 ネイティブスピーカーが自然な速度で話す英語の聞き取りを難しくする問題点がいくつかあります。 英語独自のリズム、複雑なイントネーション、単語が滑らかにつながっていく現象、隣の音に影響されて音が変わってしまう現象、短縮形による音の変化、破裂音が聞こえなくなる現象、スピードによる音の脱落、日本語にはない子音の連続、日本語にはなく区別しにくい音。 これらの音声現象に慣れることが作業の目的になります。 教材の選び方 (1) 英文のトランスクリプトと音声の両方あるもの辞書を引く手間を省くために、日本語訳と詳しい語句解説がついているものが選びましょう。 (2) 音素材のスピードについては、スローではじめて、慣れてきたらノーマルスピードのものに変えるのがいいでしょう。 手順 (1) トランスクリプトの英文の意味を確認します。 (2) 音声を聞きながら、英文を目で追いかけていきます。 トランスクリプトの英文が実際にはどのように読まれているのかを確認するために、上に列挙した現象に意識を集中して聞いてください。 何十回も繰り返し聞きましょう。 (3) 音声を聞きながら、英文を音読します。 自分の読み方と音声のズレをチェックして修正してください。 何十回、何百回と繰り返し音読します。 (4) 音声と同じように、上に列挙した現象を再現するように音読します。 できなければ再度、音声を聞いて確認し、音読してください。 英文解釈的に、文の最後まで見てから構造を考え、そのあとで意味を考える読み方では速く読むことはできません。 英文を文頭から読み取る力が必要です。 「意味を理解する」ことと「日本語に訳す」ことを明確に分けて考えてください。 「意味を理解する」ということは、心の中にイメージが描けることです。 英語を理解するときの頭の働き方は、「英語→イメージ」です。 ただ、いきなり「日本語に訳す」のを止めるのは難しいので、最初は「英語→日本語→イメージ」でもいいでしょうが、少しずつ、日本語が間に入らないようにしていくようにします。 教材の選び方 (1) 日本語訳のあるもの (2) 継続できそうなもの 自分が興味のある分野で、内容的にも知的で飽きがこないものがいいでしょう。 手順 (1) 英文を文頭から、意味のかたまり(=フレーズ)ごとに区切って、訳していきます。 返り読みや後戻りをしないで、未知の語が出てきてもそこで立ち止まらず、先へ先へと読み進めるように気をつけてください。 読みのスピードを上げるためには、少しずつフレーズを大きくしていくことによって、一回のフレーズに入る語数を多くする訓練が必要です。 区切り方のヒント ・前置詞句の前後 ・関係詞で始まる形容詞節の前後 ・名詞修飾の分詞の前 ・that 節に代表される名詞節の前後 ・長い主語の後 ・to 不定詞の前 ・主に接続詞で始まる副詞節の前後 ・文頭・文末の副詞の前後 (2) 最後まで読んだら、日本語訳で自分の理解があっていたかをチェックします。 <特訓!入門〜通訳まで、成果公約。親身の熱誠指導に一切の妥協なし> NCCは当サイトのスポンサーです <ページ番号検索> |