英語・英会話の情報ランド
★基本語の意外な意味・形容詞編(1)《執筆A.Y.》 上級者の方でもうっかり足をすくわれてしまうのは、難解な語よりも、一見易しい語です。 基本的な語ほど、受け持っている守備範囲が広く、実にさまざまな顔、しかも思いがけない顔をもっているからです。 ここでは形容詞を取り上げます。 クイズ感覚で、解説を読む前に、意味を考えてみてください。 It took the best part of a day to write this essay. ここでのthe best part ofは「〜の最もよい部分」ではなく、「〜の大半、〜の大部分」ということです。 「この感想文を書くのにほとんど一日かかった」 a broad Scottish accent ここでのbroadは「(ことばが)なまりの強い」という意味。 「強いスコットランドなまり」 Skiing leaves me cold. 「スキーをすると寒くなる」ということではありません。 leave somebody coldで「人に感銘を与えない、人の興味をそそらない」という意味です。 「スキーには何の興味もない」 He has a comfortable income. 「快適な収入」ではありません。 comfortableには「(収入などが)十分な」という意味があります。 「彼には十分な収入があります」 The suspect is fair. He is fair to people he dislikes.のfairは「公平な」ということですが、fairには「(皮膚が)色白の、(髪が)金髪の」という意味があります。 「容疑者は色白で金髪である」 He for class president? (A) fat chance! fatには「多額(高額)の、実入りがいい、もうかる」という意味があります。 pay a fat priceは「報酬をはずむ」、a fat jobは「もうかる仕事」ということです。 (a) fat chanceのfatも「たくさんの」という意味なので「見込み十分」ということですが、反語的に「見込み薄」という意味で使われます。 「彼がクラス委員長だって?見込み薄だね!」 a foreign body in the eye 「目の中の外国のもの」では意味不明です(ここでのbodyは「物体」)。 foreignには「異質の、外から入ってきた」という意味があります。 「目の中の異物(ごみ)」 <特訓!入門〜通訳まで、成果公約。親身の熱誠指導に一切の妥協なし> NCCは当サイトのスポンサーです <ページ番号検索> |