英語・英会話の情報ランド ★中級者編・耳よりな表現術の話(1)《執筆A.Y.》 動作名詞を使いこなす 「決心する、決定する」といえばdecideよりもmake a decision、「見る」といえばlookよりもhave/take a lookが先に思い浮かぶという人はまずいないかもしれません。 このように動作名詞を使う表現方法は、語数が多くなる上に、日本語では「動詞+副詞」の表現形式が多いために日本人には馴染みが薄いようですが、動詞よりも名詞に比重を置く表現形式をとる英語では、大変よく用いられます。 このように名詞に意味の比重を置いた表現を使うことは、表現力を伸ばす上でいろいろなメリットがありますが、そのうちの一つが、動作名詞を形容詞などを使って簡単に修飾できることです。 以下、動作名詞のdecision, lookを例にとって、「形容詞+動作名詞」のパターンをみていきます。 最終的な決定→final decision おろかな決定→foolish decision 間違った決定→wrong decision じっくりと見ること→close look よく見ること→good look 急いで見ること→quick look lookには「見ること」という意味のほかに「表情、顔つき」という意味もあります。 うれしそうな表情→happy look 奇妙な表情→strange look 思慮深い顔つき→thoughtful look これらの表現の中には「動詞+副詞」で表現できるものがいくつかありますが、大半は意味が異なってしまうか、間違いになるものが多いのです。 例えば、quick lookをlook quicklyとすることはできますが、foolish decisionをdecide foolishlyとするのは?です。 動作名詞の使い方に慣れると、次のようなことも容易に英語で表現できるようになります。 誰が最終的に決めるのですか 私はその古い写真をじっと見た 彼は私に奇妙な顔をした <特訓!入門〜通訳まで、成果公約。親身の熱誠指導に一切の妥協なし> NCCは当サイトのスポンサーです <ページ番号検索> |