英語・英会話の情報ランド ★慣用句を英語で表現する(2)《執筆A.Y.》 今度は、「耳」を含む慣用句を英語になおしてみましょう。 「それを言われると耳が痛い」→痛いところをつく 「痛いところ」(a sore spot)は英語でどう説明できるのか、英英辞典で確認してみると、something that is likely to make someone upset or angry when you talk about it つまり、「そのことについて触れると人の感情を害するような話題」ということです。 「もう知っているの?耳が早いね」→新しい情報に注意している このように、ある和英辞典にはhave (keep) an (one's) ear to the groundという表現を使った訳例が載っています。 これはto make sure that you always know what is happening in a situationという意味の慣用表現です。 「世の中の動きに注意を払っている」「いろいろなうわさを聞き逃さないようにする」ということです。 「彼女は聞く耳を持たない」→聞こうとしない ほかにturn a deaf ear to(〜に耳を貸さない)という表現を使うこともできます。 The factory owners turned a deaf ear to the demands of the workers. 「監督の説教は耳にたこができるほど聞いた」→聞き過ぎてうんざりしている、つくづくいやになっている パラフレーズの練習のために、be sick and tired ofの定義を英英辞典で確認しておきましょう。 to be angry and bored with something that has been happening for a long time 「全身を耳にしている」be all ears、「耳を疑う」believe one's ears、「左の耳から入って右の耳に抜けていく」go in one ear and out the otherのように日本語と英語の表現が類似しているものもあります。 そのほか、「顔」であれば「顔がきく」「顔が広い」「顔が立つ」「顔を貸す」「顔をつぶす」「顔から火が出る」など、「腹」であれば「腹が黒い」「腹がすわる」「腹にすえかねる」「腹を探る」「腹を割る」など、お題が尽きることはありません。 (終) <特訓!入門〜通訳まで、成果公約。親身の熱誠指導に一切の妥協なし> NCCは当サイトのスポンサーです <ページ番号検索> |