英語・英会話の情報ランド ★英語活字メディア・英文雑誌(1)《執筆A.Y.》 新聞と雑誌との違い 新聞の使命は、情報の速報性にあるため、記事範囲に限界があるのは当然ですし、紙面の制約も無視できません。 その結果、記事は細切れで、そこから得られる情報はどうしても断片的なものになります。 もっと深く掘り下げていきたい、つまり、事件の背景、事実関係、人物描写、歴史的意味などを知りたければ、雑誌に頼らざるをえません。 言ってみれば、新聞がwhatを伝えるのに対して、週刊誌はwhyの部分を教えてくれます。 新聞では自分が関心のあることの概要をつかむにとどめて、もっと深く知るためには雑誌を活用するのが、効率的な情報の入手法かもしれません。 国際情報誌 いわずと知れた国際的な巨大メディアです。 両誌とも、アメリカで最も信頼され、かつ読まれている週刊ニュース誌であり、日本における全国紙に似た役割を果たしています。 しかも、アメリカ国内のみならず、世界中に数千万の読者を持っています。 基本的には世界の情勢を報道するニュース誌であるため、国際政治の記事に多くのスペースをさいていますが、扱う分野の広さが両誌の特徴とも言えます。 とにかく、誌面はありとあらゆるジャンルの記事で満たされていて、大げさな言い方をすれば、人間のいかなる知的欲求にも十分に対応できる雑誌です。 1号あたりの平均語数はどちらも約5万語ですが、全記事の約35%が写真やイラストで占められているため、視覚的にも楽しみながら読むことができます。 新聞の報道とは異なり、単に出来事を伝えるだけではなく、その出来事に関わった人間を中心に記事を展開させるので、ドキュメンタリーを読むような面白さがあります。 取材を徹底して行い、事件を深く掘り下げていくため、新聞とは比べ物にならないほど密度の濃い内容になっています。 毎年発表する大学・大学院ランキングで有名な雑誌です。 TIMEやNewsweekに比べると、より政治関係の記事が多く、特に国際政治に関心のある人におすすめです。 解釈を混ぜずに淡々と事実を報道する姿勢が、外国人インテリ層から高い評価を得ているということです。 また、グラフや図表の使い方が巧みで、情報整理という点でもすぐれています。 ビジネス・経済誌 創刊は1929年、つまり米国で大恐慌の始まった年で、今では、新聞のThe Wall Street Journalと並んで、ビジネス界を代表するジャーナリズムだと言われています。 その特色は、マクロ・ミクロ両方の経済に強いということです。 同誌が扱う業界は、多岐に渡っているので、多忙なビジネスマンの方は、自分の仕事と関連したものだけを読んで重要だと思った記事はコピーをとってファイルしていけば、貴重な情報源になるでしょう。 グラフや、図表、写真などを豊富に使っているので、ポイントを素早く読み取ることができます。 エコノミストが世界やアメリカの経済動向を分析・予測するEconomic Analysisの欄は、本誌の目玉なので、毎号読むことをおすすめします。 なお日本では、「日経ビジネス」がこのBusiness Weekと提携しており、同誌の記事をいろいろな形で紹介しています。 <特訓!入門〜通訳まで、成果公約。親身の熱誠指導に一切の妥協なし> NCCは当サイトのスポンサーです <ページ番号検索> |