英語・英会話の情報ランド ★初心者編・耳よりな文法の話(1)《執筆A.Y.》 動作と状態 英語の動詞と形容詞には、自分の意志でコントロールできるものと自分の意志でコントロールできないものの2大区分があります。 前者を動作動詞/形容詞、後者を状態動詞/形容詞と呼びます。 それぞれの特徴を以下に記します。 動作動詞は命令形や進行形になりますが、無生物主語を用いることはできません。 無生物は自分の意志を持たないからです。 状態動詞は、人が主語の場合でも、命令形、進行形になりません。 意志を働かせることができないからです。 I'm listening to her song. Listen to her song. I hear her song. *I'm hearing her song *Hear her song 状態動詞は無生物主語をもつことがありますが、意志がないので、命令形になりませんし、通常は進行形にもなりませんが、一時的状態を表わす場合は進行形が可能です。 The Thames flows through London.(テムズ川はロンドンを貫流している) *The Thames is flowing through London. The Thames is now flowing swiftly.(目下テムズ川は速く流れている) たいていの動詞は動作と状態の両面を持っていて、意味によってどちらにもなりえますが、大体の傾向は決まっています。 大部分の形容詞は状態形容詞として用いられ、命令形(Be 〜の形)や進行形(be being 〜の形)になりません。 *I'm being tall. *Be tall. しかし、例えばkindは動作形容詞として使われることがあり、その場合は命令形や進行形になります。 Be kind to animals.(動物をかわいがりなさい) He is being kind to me today.(彼は今日は私に親切にしてくれています) もちろん、この用法以外のkindは状態形容詞として用います。 She's kind by nature.(彼女は生まれつき親切です) 特に英語の動詞を使うときに、この「動作と状態」という考え方はとても重要になりますから、覚えておいてください。 <特訓!入門〜通訳まで、成果公約。親身の熱誠指導に一切の妥協なし> NCCは当サイトのスポンサーです <ページ番号検索> |