英語・英会話の情報ランド ★お薦め教材・初心者編・リーディング《執筆A.Y.》 「イメージで読むリーディング/\999 田辺裕子著 監修アルク」 本書はイギリスの作家、Roald Dahlの短編小説The Umbrella Manを全文掲載し、英語の物語を読み通すことの充実感を味わってもらおうという意図で書かれた本です。 そのために、読み手に登場人物の気持ちや行動を「視覚的にイメージ」させて、ストーリーに対する予測力を働かせて読ませるためのさまざまな工夫が盛り込まれています。 14に分けられた章はさらに、「学習のポイント・Vocabulary」「本文」「解説」「イメージ・トレーニング」の4つのパートからそれぞれ成り立っています。 「学習のポイント」では、読み手が物語を読む前にどのような点に注意をしたらいいかが各章ごとに示されています。 具体的には、1.状況をつかむ、2.人物の描写を読み取る、3.人物の性格をつかむ、4.人物の言動の意図を読み取る、5.ストーリーの展開をつかむ、6.予測する力をつける、7.人物の意識の流れを読む、などとなっています。 イメージをふくらませることに専念させるために、辞書を引かずにも読めるように、あらかじめ難解な語句については意味が示されています。 「本文」にもイメージ作りを助けるために、それぞれの場面に沿ったイラストがついています。 「解説」では、「学習のポイント」が具体的に解説されており、イメージをふくらませながら読むということがどういうことなのかも実際に示されています。 学習の進め方としてはまず、「学習のポイント・Vocabulary」に目を通して、本文を読むときの注意点と語句解説を頭に入れて「本文」を読みます。 その際、わからない表現や意味のつかめない箇所があっても立ち止まらずに一通り読み通します。 次に「解説」を読み、疑問点を解決し読み方のコツを理解したら、再び本文を読み返します。 一度目よりも細かいイメージが浮かんでくるでしょう。 続いて「イメージ・トレーニング」に進み、本文の内容に即した練習を行います。 物語の中身についてしっかりしたイメージ作りができていれば簡単にできるものです。 もしも、間違えたり疑問が残ったりするようであれば、本文や解説に戻ります。 理解できていなかったところを確認して、最後に本文を読み返します。 できるだけ日本語に訳さないで英語を英語のまま読むこと、つまり頭の中にイメージを描きながら読むことに慣れていない人におすすめです。 本書をきっかけにして、さまざまな英文を読むときも、「イメージで読むリーディング」の方法を用いれば、英語を読むことがずっと楽しくなるでしょう。 <特訓!入門〜通訳まで、成果公約。親身の熱誠指導に一切の妥協なし> NCCは当サイトのスポンサーです <ページ番号検索> |